佐藤真紀

 

製本用語集改訂新版

東京製本倶楽部
2024年
ガードルブック
空押し
牛革・シナベニヤ板・金具
510×158×22mm

なんともユニークな見た目ですが、鞄を持つ習慣がなく、服にポケットもなかったヨーロッパ中世の人々が本を持ち歩くために考え出した形状です。本の天が下になるように作られており、結び目を腰ひもに挟んで持ち歩き、そのまま持ち上げて読みます。少ない作り方の情報をかき集めて、手に入る材料で再現してみました。