大喜多真子
『扇面折帖』
書家 彦惣夏枝
折本帙入
和装帯地 扇面料紙 扇骨
290×465×18mm
2025年
料紙に流麗なかなで書かれた和歌八首を、扇面という独自の美しいフォルムそのままに
本にできないかと考え、折本に作ってみました。見返しには料紙装飾の技法である継ぎ紙
を用いています。
- 見返し
『超芸術トマソン』
白夜書房刊 1985年
ソフトカバー帙入
ロクタ紙 唐紙
262×187×18mm
2025年
赤瀬川原平らの提唱による芸術学上の概念トマソンの解説書を製本。都市文化と
日本の美的感覚の産物であるトマソンにふさわしく、一見四つ目綴じの和本です
が、綴じ糸はフェイクで、開きの良いソフトカバーです。見返しは有名トマソン物件
「四谷怪談」「無用門」を料紙風に表現しました。
- 見返し