赤井都
航海記 読書席三年後版
紙染め:吉成虎維
本文紙手漉き:明光ワークス アート工房和奏(大阪)
企画・レイアウト:新谷佐知子(山小屋ブックス)
文・絵:赤井都
本文活版印刷:三木弘志(弘陽)
雁垂装
オリジナル糸綴じ
柿渋紙表紙
76×58×9 mm
2024年
物語の内容から、ヤシの木の木陰で拾った本を想像して制作。 島に元いた住民が、何らかの方法で本を作り置いたのだと思う。
その住民は、異世界の小さな人だったかもしれない。 その人は言葉の形で舟を出したのだと思う。
舟は言葉を載せて、遠くまで行くことができる。違う世界へまで。 そして私はこの本を拾った。
航海記 読書席三年後版
紙染め:吉成虎維
本文紙手漉き:明光ワークス アート工房和奏(大阪)
企画・レイアウト:新谷佐知子(山小屋ブックス)
文・絵:赤井都
本文活版印刷:三木弘志(弘陽)
海の窓装
オリジナル糸綴じ
染和紙表紙
76×58×14mm
2024年
記憶の中の海の色と、そうであって欲しかった海の色と、これから見たい海の色。
夜、季節、深さ、風、海の色はさまざま変わる。 どんな海の色も、この本の中に見出すことができるように。
航海記 読書席三年後版
紙染め:石原実
見返し紙手漉き:三宅賢三(京都)
本文紙手漉き:明光ワークス アート工房和奏(大阪)
企画・レイアウト:新谷佐知子(山小屋ブックス)
文・絵:赤井都
本文活版印刷:三木弘志(弘陽)
言壺装
オリジナル糸綴じ、角背
染紙表紙
76×58×10mm
2024年
マーブル紙、雑草を漉いた紙、ガラスビーズなど、前からずっと好きで、今も変わらず好きな物。 そうした物を集めた、私らしい自然さの本。 砂浜で見つけた物のように、函をのぞき込んで、どうしてここはキラキラしているのだろう、どうしてここは流れてしまっているのだろう、といつまでも見ていて欲しい。