中川京子
化粧
久下司 著
法政大学出版局 1972
くるみ製本
総革装 ドゥブレ
山羊革、仔牛革 革モザイク
194×137×31 mm
2024 年制作
古代の化粧の変遷をたどる文化史。
人々の美への探求と執着を垣間見ることができ、普段何気なく行っている化粧を再発見したような気持ちになる一冊です。 製本はくるみ製本でドゥブレに挑戦しました。 綴付け製本に用いられるきき見返しの革張り仕立てです。このボルドーの山羊革と赤の仔牛革は国内で鞣して染色したもので、海外から仕入れる革より雰囲気が日本的で本の内容とうまく馴染んでいるところが気に入っています。